2015年09月01日

萩、下関、門司、福岡を訪ねて

萩~福岡に3泊4日で旅行をしてきたのでメモ

◆1日目
朝8時発のJALで羽田から宇部山口空港へ移動。
羽田空港へは「らくらくタクシー」サービスを使った。前夜に予約したので1社目には断られたが2社目で予約成立、実際に朝6時にタクシーが自宅までやってきた。
http://www.rakurakutaxi.jp/

通常予約代込みで6000円近いのだがこのサービスを使うと旅行契約になるので4260円で済んだ。便利で安いじゃないか! これからはこれを使おう(*´◡`*)

トヨタレンタカーで山口宇部空港から福岡まで乗り捨てで予約しておいたので空港到着後レンタカーを受け取ってまずは旧湯川家屋敷へ。ここは無料駐車場があるのでお勧め。
DSC01716.jpg


藍場川沿いに残る古民家は古き良き日本の貴重な遺産だ。川には大きな錦鯉が泳いでいて非常に優美な雰囲気を感じる。この風景を感じるためだけに萩に行ってもいい位じゃないか。
この屋敷の面白い所は家の中に小川を引いている点だ。水道が無くても川の水で炊事がそのままできるのだ。案内してくれた人によるとウナギが顔をのぞかせる事もあるとか。自宅の台所にウナギが遊びに来るなんてなんて情緒あふれる建築だろうか。今まで見たどんな建築物より刺激的だ。
DSC01653.jpg


そばの店では鯉のエサが100円で売っているのであげるとどこまでも付いてくる。可愛い奴だ。
http://www.hagi.ne.jp/kanko/aiba_gawa1_04.html

桂太郎旧宅も見学後松陰神社へ。

松陰神社には松下村塾が残されている。小ぢんまりとした二部屋しかない和風建築で、こんな所が幕末明治の日本を担う原点になったとは凄い驚かされる。言っては悪いが中央からかなり離れた地方都市の小さな小部屋が世界に名をとどろかせる明治日本の偉業の原点になるとはちょっと想像がつかない。
吉田松陰はかなりクレイジーな人物だったらしいが、新たな時代を作るのは常にクレイジーな人だけだ。今の日本にはクレイジーな人が伸び伸びと生きる余地が無いのがまずい気がする。常識の枠に囚われない生き方をもっと尊重する社会にしないとダメじゃないかと思う。そういう意味では孫正義を尊敬している。
IMG_6077.JPG


続いて反射炉と恵美須ヶ鼻造船所跡へ行く。両方とも世界遺産になったばかり。
丁寧に積まれた煉瓦や丁寧に石が組まれた防波堤に当時の人達の職人魂を感じる。日本で初めての事をやろうとする意気込みが伝わってくる。
IMG_6086.JPG


その後萩博物館の駐車場に車を停めて城下町の散策。
菊屋横町には真っ白ななまこ壁が有って当時の面影を感じる。この辺りが一番萩らしい風景だろう。
DSC01878.jpg


高杉晋作誕生地、木戸孝允旧宅を周り、途中の駐車場で萩焼が売られていたので幾つか買った。窯元直売なのでオマケまでつけてもらった。

※こちらの窯です。
http://www.choshuen.co.jp/%E8%90%A9%E7%84%BC/479/

その後ホテル千春楽にチェックイン。ホテルの前は菊ケ浜、気持ちいいビーチが広がってる。
http://senshunraku.jp/pc/index.html

釣り具一式をレンタルしていると書いてあったので釣竿を2本借りて浜の脇の防波堤から投げ釣りをする。一投目から当たりが有って小さな鯛が釣れた。入れ食い状態である。
ここのところ魚釣りでは全然釣れていなかったのでいきなり釣れたのは嬉しかった。

釣りは家族に任せて自転車を借りて城下町を散策。萩城跡、口羽家住宅、堀内 鍵曲を観光。

◆2日目
6時半に起きて台風情報をチェック。台風が熊本→北九州と迫ってきていて午前中は動けそうもない。取り急ぎセブンイレブンまで車で行って、飲み物と食べ物を確保。
それにしても気象庁の予報の精度が上がっているのには驚いた。5日前からコースと時間をほぼ当てていた。昔はあんなに外していたのに。
台風情報を見ながら仕事を片付ける事にする。ここまで近づいてくると台風の情報を得るのは実はリアルタイムの降雨情報が一番だった。
http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/
5分おきに雨雲の状態を教えてくれるが、台風の目が良く分かる。また、竜巻の発生可能性まで見る事が出来る。
そもそも台風で怖いのは雨と竜巻だ。それがリアルタイムで分かるというのはとても役に立つ。

ロビーで仕事をしているとチェックアウトして出ていく家族連れなどが居て驚かされる。外は豪雨が真横に降っていて最大瞬間風速は40m近そうだ。それでも出ていくとはどういう判断なのだろう。一般人は風速40mでも躊躇なく外出するのだ。もちろん、それで死んだという話は聞かないから99.99%安全という事なのだろうけれども0.01%でもヤバかったら止めるというのが大人の判断ではないのだろうか。台風直撃でもどんどん外出してしまうんだからなるほど災害対策というのは容易ではない。

13時頃雨が止んだので出発。高速道路も山間の幹線道路も通行止めなので海岸沿いを行く事にする。こういう情報もWebで公開されているというのは凄い時代だ。
地図を見ていると海岸線の道沿いに金子みすゞ記念館を見つけたので電話して聞いてみた。すると開館してるというのでそんなに興味があった訳ではないが行ってみようという事になった。
仙崎の鄙びた港町の細い道を行くと小ぢんまりとした古書店が有ってそこが記念館だという。駐車場に車を停めて入ると、なるほど当時の建物をそのまま残した作りなのだ。古き良き日本の建築、落ち着く佇まいだ。2階の窓際には小さなちゃぶ台が有って、金子みすゞはここで創作活動をしていたのかと思うと聖地に来た感慨がある。
DSC02032.jpg


奥へ行くと打って変わって凄い近代的な記念館の建物が有って金子みすゞの生涯と作品についての展示があった。

「みんなちがって、みんないい」
という、日本人の心に残る名作を遺しながら、26歳という若さで服毒自殺をした悲劇の天才詩人の生涯は何ともやりきれない悲しさを感じさせる。
IMG_6111.JPG


その後、秋芳洞へ電話をすると
「やってません。」との返事。
「ですよね~」と返すと
「あ、ちょっと待ってください。」とあって、しばらく待たされる
「2時半からエレベーター口、黒谷口なら開けます」との事。
正面入り口は増水してて入れないが上からなら行けるらしい。
これは行くしか!

途中木が倒れてたり、濁流で溢れそうな河川を横目に見ながら車を飛ばし、エレベーター口まで行ってエレベーターで中へ入る。
中は気温17度で肌寒い感じ。
それにしてもでかい。
今までいろんな鍾乳洞を見てきたが大きさという点では一番大きく感じる。中を流れる川も太く、豪雨の影響で濁流となっている。
鍾乳石も立派だ。来て良かった。
DSC02057.jpg


その後下関の国民宿舎へ移動。
http://www.kv-shimonoseki.com/

ここは関門海峡を見下ろす絶景のポイントに立地していて、名物のフグ料理も人気の所だ。
関門橋も良く見えるが、通行止めになっているため1台も通ってない。誰も通っていない関門橋はちょっと珍しい。
IMG_6127.JPG


夕飯はフグ尽くしのコース。フグ刺しに始まって網焼き、から揚げ、フグ鍋、最後は雑炊だ。こんな毒の魚を食べるのは日本人だけだと言うが、ここまで美味しければ毒でも食べるよなぁと思う。
IMG_6129.JPG


◆3日目
まずは赤間神宮へ行ってお参り。壇ノ浦の戦いで幼くして亡くなった安徳天皇を祀っている。門が中国の様式っぽくて独特だ。東京より中国が近い感じがする。測ってみると下関から上海まで930kmに対して東京は830km、思ったより中国は近かった。
DSC02270.jpg


隣が安徳天皇陵、奥に耳なし芳一を祀った芳一堂がある。耳なし芳一の話は平家の幽霊の話だった事を思い出した。
IMG_6163.JPG


その後、唐戸市場へ行ったが休市だったので隣のカモンワーフでお土産を買う。船で5分でお向かいの門司港まで行けるらしいので迷ったが車で行く事にする。
関門トンネルで20分かけて門司港レトロまで行く。

門司港では洋館と跳ね橋を見学し、焼きカレーを食べた。洋館の一つ国際友好記念図書館は中は普通の図書館となっていて本も借りられる。
跳ね橋は1時間に1回開くので見てると面白い。
DSC02399.jpg


焼きカレーは「門司港焼きカレーフェア1位」といううたい文句のプリンセスピピで食べた。
http://pppphiphi.com/

東南アジア風の味付けであったがチーズと野菜がこんがりとオーブンで焼かれて出てくるので食欲をそそる。
文句なく美味かった。
IMG_6174.JPG


お隣の店が芸能人の宣伝のおかげで大人気で大行列だったが行くならピピの方が良いように思う。個人的には芸能人が絶賛したお店でろくな目に遭った事が無いので敬遠している。

そこからいよいよ世界遺産、八幡製鉄所を目指す。
八幡製鉄所で世界遺産として一般人が見られるのは官営八幡製鐵所旧本事務所だけだ。眺望スペースが特別に用意され、遠くからだが見る事が出来る。
DSC02413.jpg


この場所はスペースワールドの駐車場の隣になる。なので、車をスペースワールドに止めて訪問してみた。遠くの方にぽつんとレンガ造りの建物が見える。もうちょっと近づきたいが線路が有るから無理なのだろう。残念。
その後ちゃんとスペースワールドに入場してカピバランドでカピバラと遊び、ウォーターコースターでずぶ濡れになった。それにしてもこのウォーターコースターは酷かった。レインコートを着た人がずぶ濡れになって降りてくるのを見て覚悟はしていたが予想以上にずぶ濡れになった。確かに濡れるというのがこのアトラクション最大のポイントなんだろうから容赦なく濡らしてくる方針は分からんでもない。でもここまで濡らすのはどうかなぁ。

ちなみに台風で倒れた街路樹があった。台風恐るべし。
IMG_6178.JPG

その後博多の中洲のホテルへ移動して海鮮居酒屋へ行った。
http://www.resol-hakata.com/

海鮮居酒屋では槍イカの活き作りを注文。足がウネウネ動いていて、醤油をかけると一瞬活発になった。ちょっとグロテスクだ。
IMG_6198.JPG


朝食にパン屋でパンを買ってホテルに戻った。

ホテルで朝食を付けると2000円近くする。部屋で美味しいパンをサクッと食べた方が納得感が有るので朝食無しのプランも悪くない。

◆4日目
有名な水族館、マリンワールド海の中道へ行く事にする。
http://www.marine-world.co.jp/

博多からすると海の向こう側にある。電車、バス、船で行く事が出来るが、調べると臨時バスが出ているのでそれにした。普通のバスだと1時間近くかかるのに臨時バスだとなぜか20分。水族館の割引券も付いてくると言うので即決だ。そんな事はガイドブックには書いていないのでネットで丁寧に調べる事の大切さを再認識。
天神からバスに乗った。

丁度開館時間に到着したので中に入ると自販機で特別プランのチケットを売っていた。15人限定でバックヤードツアーと言うのがあったので買ってみる。
本当は餌やり体験がやりたかったのだが帰りの時間を考えると無理なのでスルー。

展示は非常に充実していてどこも見ごたえがあって素晴らしい。特にパノラマ大水槽はとても雄大で3mのサメや2万匹のイワシの群れは見飽きない。

イルカショーに行ったらコビレゴンドウクジラが飛んでいた。「これから水しぶきを飛ばします!」と言ってクジラがこちら向きにジャンプ! 離れていたのにカメラに水滴が直撃…。失敗した。

帰りは船で博多ふ頭まで移動。約20分の航海だったが内海で台風の影響も感じずにゆったりとクルーズ。いい感じ。

その後、一蘭でラーメンを食べて福岡空港まで移動して帰宅した。中洲から福岡空港まで地下鉄でたった9分。この近さは感動的。東京もこうあって欲しい物だ。
IMG_6472.JPG


帰宅して思い直すと、今回の旅行で一番記憶に残っているのは金子みすゞの生きざまだった。「みんなちがってみんないい」と言いながら服毒自殺した26歳の女性の人生を思うといろんな想いが去来する。長生きしていたら何を遺しただろうか。

posted by ゆん at 17:41| Comment(0) | 旅行記 | 更新情報をチェックする

2015年01月03日

高野山旅行記 冬の車の旅

年末に高野山へ行ってきたのでメモを残す。もし高野山へ行く人が居たら参考にして欲しい。

先日「死ぬ前に行っておきたい所」という記事を見ていたら日本からは高野山だけがエントリーしていた。ミシュランにも三ツ星の評価だし日本人としては是非行っておかねばと思い、今回チャレンジした。
行く方法は車か電車だが電車は乗り継ぎが大変そうなので車で行く事にした。ただ、12月は気温が氷点下になるので路面が凍結するらしくチェーンが必須と言う話だった。行く前日の天気は雨だったので諦めかけていたらネットで路面は大丈夫との報告を見つけたので行ってみる事にした。
奈良から車で1時間くらい走ってそろそろ疲れたなーと思っていたら道の駅発見。
道の駅 柿の郷くどやま
である。
コーヒー飲んでパン食べてミカンと団子を買ったのだが高野山の紹介コーナーも有ったので見てみた。
そしたら何とこの道の駅のすぐそばにも世界遺産があるではないか。
慈尊院
kouya.jpg
丹生官省符神社
である。また熊野古道の一番最初の百八十町石五輪卒塔婆もここにあるという。
行かねば!

慈尊院の前に小さな駐車場があって車をここに止めて参拝する。丹生官省符神社は慈尊院から階段を登っていける。百八十町石五輪卒塔婆はこの階段の途中にある。
駐車場は丹生官省符神社にも小さなのが有るので慈尊院前がダメならこちらに行くといいかも。

なお、両方とも世界遺産とは言え、ちんまりしているので玄人向けか。
次に高野山に向かう。
車で向かう場合3ルートあるが今回は真ん中のルートにした。東のルートは細いので止めた方がいいらしい。道は延々とくねくね曲がり、細くセンターラインが無い区間がかなり長い。対向車にひやひやしながら走る。どこかのブログに「こんな山奥に本当に高野山なんてあるのか」と、書いてあったが本当にそういう気分になる。
1時間弱頑張ってようやく高野山の入り口、大門に到着。凄いでかい立派な門で期待が高まる。
金剛峰寺の前の駐車場に車を止めた。冬のこの時期に満車になっていたので観光シーズンだと車で来るのは難しそうだ。駐車場前にはトイレもある。
最初は壇上伽藍に行く。なんと言っても高野山で一番有名な建物、根本大塔(こんぽんだいとう)を見ないと始まらない。
kouya2.jpg
でかい、そして派手だ。いやー凄い。
境内を一巡して戻ろうとするとNHKのクルーがトラック何台も使って大勢で何かやっているのに出会った。きっと行く年くる年で使うんじゃないかと思ったら実際に翌日放映されていた。
お腹が空いたので食堂を探す。最初探していたお店は二つともやってなかった。
お店を探していると安政年間(1854~60)創業の高野山で最古の和菓子店、松栄堂を見つけたのでお土産の和菓子を買った。ちゃんとした和菓子で美味しかった。
結局松栄堂のそばのレストランで精進料理を食べた。
その後、金剛峰寺を見て、車に乗って中の橋の駐車場へ移動する。電車で来た人はバスに乗るしかないのでオフシーズンは車の方が便利だと感じる。
中の橋の駐車場から奥ノ院へ向けて歩く。道の脇は全部お墓。日産自動車とか有名な企業が軒並み墓を建てていて極めて賑やかな墓場となっている。親鸞の墓もこの道沿いにある。
7分ほど歩くと奥の院への参道に入る。杉の大木と苔むした墓が延々と並んでいるので凄い独特な景観となっている。ここの杉は千年物の立派な大木ばかりで圧倒される。
そんな中を行くと最後の橋、御廟の橋に辿り着く。
kouya3.jpg
この橋の内側は最高の聖域であり写真撮影も私語も厳禁という所。神妙な気持ちで橋を渡ったらいきなり重力が2倍になったかのような息苦しさに包まれた。瞼を開け続けるのが辛いくらいの異様な感じだ。ダイビングをしている時の様な呼吸が難しい感じでもある。ある種の暗示がかかった状態なのだろう。
今まで世界中のパワースポットに行った事があるがここまで強烈に影響を受けたのは初めてなのでびっくりした。フラフラと燈籠堂まで行き、無数の灯篭の中で手を合わせていたら徐々に体が軽くなってきた。
全く何にも感じない人も沢山いるので一概には何とも言えないがスピリチュアルな世界が好きな人なら一度行ってみて欲しい。こんな私でも敬虔な気持ちになれたのはなかなか凄い所だと感じる。

帰り道、織田信長の墓と豊臣秀吉の墓を見て帰った。

とてもいい経験をした旅になった。行ってよかった。
posted by ゆん at 00:14| Comment(0) | 旅行記 | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。